海外旅行のインターネット環境と言えば、
・国際ローミング
・海外用レンタルwifi
・海外格安SIM
この3つの選択肢がありますが、
もっとも安いのは海外格安SIMです。
今回私がタイ旅行でスマホのインターネット通信に使ったのは
タイのAISという通信会社の7日間使える旅行者用格安SIM。
最大通信量は無制限。
高速な4G回線で通信できるのは最大2.5GBまで。
2.5GBを越えると2Gの通信速度になりますが、LINEなどを使うには全く問題なく使用できます。
というよりyoutubeなどの動画でも見ない限り2.5GBもあれば旅行先では十分です。
私はgoogleマップを多用しますが、5日間で400MBもいきませんでした。
費用もわずか600円~700円程度しかかからないので超お得です。
この記事では、
・実際に現地SIMを使うにはどうしたらよいのか?
・どれくらい安くなるのか?
・現地SIMを使う場合の注意点
をまとめています。
タイで使える現地格安SIMは3種類ある
タイでも日本の大手通信キャリア(docomo、au、ソフトバンク)にあたる3つの通信キャリアがあります。
・true
・dtac
・AIS
タイの現地キャリアを使うのはちょっと心配という方。
じつはdocomo標準で使える国際ローミングサービス(何の手続きもなしで海外でそのまま通信機器が使える)でもこの現地キャリアの回線を使うので、
自分で通信の段取りをするのか、docomoに勝手にやってもらうかの違いしかありません。
通信環境は全く同じということです。
自分でやれば費用が20分の1以下で済むのでやってみる価値は大いにありますよね。
タイの現地SIMカードの購入の仕方
この現地SIMを購入できる場所は
・現地空港にある通信業者のショップ
・現地街中にある通信業者のショップ
・現地コンビニ
・国内通販
がありますが
私のおすすめは空港での購入か出発前の国内通販です。
空港ロビーには必ずわかりやすい場所に通信業者のショップがありますし
空港から街中までの移動中などにも通信環境は必要でしょう。
いざ街中でショップを探そうにも通信環境がないとGPSも使えません。
両替だと空港はレートが悪かったりしますが
SIMの値段は空港だからといって高いこともないので損もしません。
今回はドンムアン空港でAISのSIMを購入しました。
ドンムアン空港では主要3キャリアのSIMが販売されていました。
私がAISを選んだのはAISが日本で言うところのdocomoのような存在だから。
エリアが広く地方などのカバー率も高く現地タイ人にも人気とのこと。
一番無難ですね。
値段は一番安いインターネット通信のみのSIMが150バーツ。
1時間の通話付きが199バーツ。
レートは平均して
1バーツが3.2円ほどです。
ドンムアン空港のSIMショップではAIS、true、dtacそれぞれの旅行者用SIMが販売されていましたが、値段はどれも横並び。
他にも299バーツや499バーツなどのプランもありますが
1週間程度の短期旅行なら150バーツのプランで十分です。
私は英語ができないので通話なしのインターネットだけのSIMにしましたが
通話したい人でも199バーツのプランで十分でしょう。
ただしこういったプランに関してはすぐ新しいプランがでてきたりするので目安と考えておいてもらったほうがいいかも。
常にこれくらいの値段で購入することはできますし
基本的にお得で無難なプランがショップに用意されているので変に迷うこともないはずです。
タイ現地SIM購入の手続きと必要なもの
購入する際にはパスポートの提示が必要になります。
①プランを選ぶ
②パスポートを提示
③代金支払い
④SIMをセット設定してもらう
このような流れ。
この日はショップがすいていたので待ち時間はほぼなし。
時間にして10分もかからないくらいでした。
SIMカードの設定も店員さんがやってくれます。
しかし連休など空港が混む日だとSIMショップも混みます。
もし自分でSIMの入れ替えくらいできるということであれば
日本国内でも全く同じタイ現地旅行者用SIMが通販で購入できます。
・英語でのコミュニケーションに不安がある
・ショップを探す、並ぶのが面倒
・同額もしくはさらに安くSIMを先に準備しておきたい
・正月、大型連休などの混雑期に旅行予定
このような場合は日本出国前に通販でSIMを購入しておくのも手です。
この通販で購入できるタイ現地SIMに関しては販売店が法人名義で登録しているものなのでパスポートの提示は必要ありません。
荷物として持って行って現地で差し替えるだけです。
スマホの設定が済むとこのように左上に表示が出ます。
タイ現地SIMを使うとどれだけ安くなるのか?
タイでインターネットを使うには
・キャリアの国際ローミング
・海外用レンタルwifi
・現地SIM
から選ぶことができます。
かかる費用は1日あたり、
国際ローミング 1,980円 ~2,980円
海外用レンタルwifi 500円~700円
現地SIM 100円以下
このように現地SIMが格段に安くなります。
やっぱり色々面倒だしややこしいという人はレンタルwifiでも悪くはないと思いますが
安いプランは端末保証なしの低速プランなので格安SIMに比べて実用性が低くなります。
タイ現地旅行者用SIMを使う場合の注意点
・SIMフリーのスマホ(または通信機器)が必要
まず大前提としてSIMフリーのスマホが必要です。
SIMロックがかかったままだと使えません。
SIMロックについての詳細はこちらの記事で → docomoスマホのSIMロックを解除してきた!
・主要都市以外の田舎などでは手動設定が必要な場合がある
よほど田舎でもないとこのようなことはない思いますが
場所によっては手動でインターネット設定をしないと繋がらないケースもあるようです。
このような設定は通常スマホが自動で設定しているので
主要メーカーのスマホであればあまり心配はいらないでしょう。
バンコクから1時間ほどの鉄道もない郊外、パタヤ、アユタヤなどでも全く問題なく使うことができました。
・容量の大きな通信はできるだけ避ける
高速通信ができる最大容量が決まっているので
大容量を必要とする通信はできるだけ避けたほうが安心です。
例えば
・動画視聴
・オンラインゲーム
・テザリングでパソコンを使う
・画像などのクラウドへのバックアップ
・アプリのインストールやアップデート
このようなことは通信容量が大きいため旅行中は控えましょう。
もし必要ならホテルなどの無料wifiを使うなどで対応するといいです。
タイ現地SIMを使えば交際ローミングの20分の1の値段で全く同じ通信環境が実現します。
少しややこしく感じるかもしれませんが1度やってみると実に簡単なことなのでぜひ挑戦してみてください!